「こんなに不安になるの、私だけ…?」
そう思ったこと、ありませんか?でも大丈夫です。
育児の不安って、実はほとんどのママ・パパが感じているんです。
どうして不安になるのかというと、毎日がはじめての連続だからです。
正解もマニュアルもなくて、自分だけが置いてけぼりのような気持ちになりがちですよね。
たとえば、こんなふうに感じることはありませんか?
- 赤ちゃんが泣きやまなくて不安
- 夜眠れず、イライラして自己嫌悪
- SNSで楽しそうな他の家庭を見て落ち込む
- 自分だけ育児がうまくできてない気がする
こんな気持ち、あなただけではありません。
実際に7割以上のママ・パパが「育児に不安を感じた」と回答しています。
参考:ベネッセ教育総合研究所
一人だけじゃないと思えると少し安心しますね。
やぎママもベネッセのサイトを見て少しほっとしなのを覚えています。
この記事では初めての子育てに不安を抱えているママパパに向けて少しでも安心して心が軽くなるような方法を紹介しています。
少しでも参考に慣れたら嬉しいです。
どんな時に不安を感じる?よくある悩み例
「なんでこんなにモヤモヤするんだろう…」
育児中、ふとした瞬間に不安になることってありますよね。
それにはちゃんと理由があります。毎日が予想外の連続だからなんです。
不安を感じやすいタイミングって、意外と共通しています。
育児でよくある不安な瞬間
- 夜中に何度も起きて眠れないとき
- 赤ちゃんが泣きやまず焦るとき
- 授乳量が足りているか心配なとき
- 発達が他の子と違うと感じたとき
- SNSで他の家庭と比べたとき
「なんでうちだけ…」と思う気持ち、とってもよくわかります。
でも、多くの人が同じように感じているんです。
とくにSNSは便利な反面、「比べるツール」にもなりがちです。
育児中に不安を感じやすいシチュエーション(公的統計より)
厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」や「家庭の生活実態及び生活意識に関する調査」などの公的統計データを参考に、育児中に不安を感じやすいシチュエーションを以下の表にまとめました。
シチュエーション |
感じやすい不安の内容 |
出典 |
子どもが病気がちである |
「子どもの健康状態が心配」「頻繁な通院で疲れる」 |
厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」 |
自分の自由な時間が持てない |
「リフレッシュできない」「ストレスが溜まる」 |
厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」 |
子育てによる身体の疲れが大きい |
「体力的に限界を感じる」「休息が取れない」 |
厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」 |
子育てが大変なことを身近な人が理解してくれない |
「相談しても共感されない」「孤独を感じる」 |
厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」 |
子どもの発達が他の子と違うと感じたとき |
「成長が遅れているのでは」「発達障害ではないか」 |
文部科学省「家庭教育の総合的推進に関する調査研究」 |
これらのシチュエーションは、多くの保護者が共通して抱える不安の代表例です。特に、子どもの健康や発達に関する心配は、日常的に直面する課題であり、適切な情報や支援を得ることが重要です。
不安を軽くするためにできること
育児の不安をやわらげるには、「ひとりで抱えこまない」ことがいちばん大切です。
なぜなら、不安は「見えないもの」だからこそ、誰かと共有することで形がはっきりし、対処しやすくなるからです。
実際に、こんな行動が不安の軽減に役立ちます。
今日からできる工夫
- 毎日10分、自分の時間をつくる
- 育児支援センターに行ってみる
- 相談ダイヤルを保存しておく
- SNSで「#育児つらい」で検索
- 子育て日記に気持ちを書く
小さな一歩でいいんです。「話す」「書く」「休む」だけでも、気持ちは少しずつ軽くなりますよ。
工夫するときに気をつけたいこと
行動を起こすときは、「完璧にやろう」と思わないことがポイントです。
支援センターに行けなかった日があってもOK。相談できる気分じゃない日もありますよね。
大事なのは、「少しだけでも気持ちがラクになる行動を、自分のペースで選ぶこと」。
またSNSは便利ですが、使い方次第で気持ちが落ち込むこともあるので、気分がしんどいときは無理に見なくて大丈夫です。
それでも不安なときは、プロに頼っていい
どれだけ工夫しても、「どうしても気持ちがしんどい…」ってとき、ありますよね。
そんなときは、がんばらなくて大丈夫。プロに頼ることは、甘えではなく「育児の力」です。
なぜなら、専門家はママ・パパの気持ちを受け止めるプロだからです。
自分では言葉にできない気持ちも、丁寧に聴いてくれます。
頼れる育児サポート窓口
サポート機関 |
内容 |
連絡先・URL |
子育て世代包括支援センター |
育児全般の相談・情報提供 |
|
児童相談所 |
育児や発達の悩み、家庭内の相談 |
|
ママパパライン |
気持ちの吐き出し専用の電話相談 |
|
医療機関(小児科・心療内科) |
気分の落ち込みが続くときの受診 |
最寄りの医療機関へ |
どの窓口も、「まず話を聞いてもらうだけ」でOKです。
とくに子育て世代包括支援センターは、地域密着で安心感もありますよ。
頼るときに気をつけたいこと
「こんなこと相談していいのかな…」と遠慮する必要はありません。
どんな小さな不安でも、話すことでホッとすることがあります。
ただ、無理に話そうとするとかえってつらくなることもあるので、「今日は話せそうだな」と思えたタイミングでOKです。
予約制の窓口や電話相談は、事前にメモしておくと安心です。スマホのブックマークもおすすめです。
最後に|がんばるあなたへ、そっと伝えたいこと
育児の不安って、本当にいろんな場面で顔を出してきますよね。
赤ちゃんの体調、発達、寝不足、人間関係…不安になるのは、それだけ真剣に子どもと向き合っている証拠です。
今回の記事では、
- 不安は特別なことではないこと
- よくある不安なシーン
- 気持ちを軽くする行動のヒント
- 専門家に頼る選択肢
こうしたことを、ひとつずつご紹介してきました。
でも、全部を一度にやらなくていいんです。
まずは「今日は10分、深呼吸してみよう」でも十分です。
ときには誰かに話して、ときにはただ寝て過ごして。
あなたのペースで、「わたし」を大切にする日を、少しずつ増やしていきましょう。
育児に悩むあなたは、弱いどころかとても強い人です。
だから、安心してプロや周りに頼っていいんです。
「わたしなりに、よくやってる」——そう思える日がきっと来ますよ。